あ、どうも。
揺る癒る整体みやび家の浜崎雅光です(^^ゞ
以前、読売新聞に「腰割り」について掲載されていました。
腰割りのススメ
相撲で四股を踏む際の基本姿勢となる「腰割り」の効果に注目が集まっている。
太ももの表側の大腿四頭筋を中心に刺激するスクワットに似ているが、
腰割りではこの筋肉に加えて、大殿筋や内転筋など、
股関節周りにあるお尻や太ももの筋肉をまんべんなく刺激するのが特徴だ。
腰割りの動作は単純だ。
まず肩幅より広く、自分の開きやすい足幅を決めて立ち、背筋を伸ばしてそのまま腰を下ろす。
自分が下ろせる位置まで腰を落としていくが、この時、膝が内に入らず、膝とつま先の向きがそろっていることが重要だ。
こうした上げ下ろしを繰り返すだけだ。
腰割りのトレーニングの著書もある元力士・一ノ矢の松田哲博さん(49)は、昭和以降では最高齢となる46歳まで現役だったが、
「相撲を24年間続けられたのも、腰割りに支えられたからです」と強調する。
引退後まもない3年前、松田さんは腰痛に悩む妻に腰割りを勧めた。
1セット5回を1日2~3セット続けるうちに、3日ほどで腰痛がなくなり、30分も持たなかったウォーキングも、ほとんど苦にならなくなったという。
深く腰を下ろすのがつらい場合について、松田さんは
「最初は無理をしない範囲で、浅く1~2センチでも充分です」とアドバイスする。
股関節は人体で最も大きな関節で、体重を支え、歩行にも重要な役目を果たす。
股関節の周りが硬いと、膝や腰を痛めやすい。
股関節の周りには、現代では日常的にあまり使われない筋肉も多い。
筑波大教授の白木仁さん(スポーツ医学)によると、特にお尻の多くを占める大殿筋や、太ももの内側の内転筋、裏側のハムストリングスなどの衰えが顕著だという。
日本では、生活の欧米化で床のぞうきんがけや和式トイレといった、かつての生活様式が消えつつある。
「相撲でいう蹲踞(そんきょ)の姿勢が廃れていることもその表れ」と白木さんは指摘する。
腰割りの姿勢は、大腿四頭筋などの股関節を取り巻く筋肉だけでなく、体の奥の細かい筋肉など普段はなかなか鍛えるこののない部分に刺激を与えて
血液の循環を改善し、エネルギーの消費を促す効果も期待できるという。
ウェートトレーニングなどで筋力を鍛えるには、ある程度強い負荷を筋肉に加えるが、
無理に続けると関節も痛めやすい。
白木さんは
「体重の大きい力士にはスクワットは膝への負担が大きい。
腰割りは下半身の筋肉の安全な鍛え方として継承されてきたのではないか」と話す。
ただし腰割りには注意が必要な人もいる。
骨粗しょう症の人や、脱臼などのけがをして間もない人などは医師に相談したい。
腰割りの効果は、実験でも確認されている。
筑波大教授(スポーツ医学)の白木仁さんは昨年、腰割り初心者の30~40歳代の男女8人に、
原則1日1セット(10回)を3ヵ月続けてもらう実験をした。
その結果、平均で体脂肪が0.9%、体重は1.1㌔減り、敏しょう性の指標となる反復横跳びの回数は30秒あたり平均5.6回増えていた。
実験に協力した8人は、「冷え性や腰痛が改善された」「階段の上り下りが楽になった」
などの感想を寄せた。
白木さんは「普段運動をしていない人ということもあるが効果がはっきり表れた」と話す。
メジャーリーグで活躍するイチロー選手は、腰割りに「肩入れ」の動作を加えてる姿でおなじみだ。
腰割るの姿勢から、左右の肩をゆっくりと交互に前に突き出す。
両肩を2~3回ずつ続ければ、肩甲骨の周りの筋肉のストレッチになる。
デスクワークで固まりがちな筋肉をほぐすことができる。
元力士・一ノ矢の松田哲博さん(49)は引退直後、現役時代に付き合ってきた坐骨神経痛がぶり返したが、腰割りを始めると、痛みは和らいだ。
今では、四股も交えて、朝と夜に10回ずつ腰割りを続け、外出時で信号待ちの時にも腰割りをすることも。
「誰でも手軽にできて、長続きする運動です。
股関節の筋肉に効いている心地よい感覚を体験してもらいたい」
と語る。
誰にでも出来る運動
腰割りとは、お相撲さんのいわゆる「四股」を踏むときの姿勢ですね。
大きく足を開いて、腰をゆっくり落とす。
浜崎も昔は腰痛持ちでしたけど、「腰割り」を一日に数回するようになって今ではほとんどなくなりました。
腰回りのストレッチと鍛えることの両方が一度に出来るからだと思います。
最後のまとめ
時間も場所も取らないので、腰痛持ちの人もそうでない人もお試しください♪